BTM 紹介
BTM(Bivariate Tag Mixing)は、2009年にNTTが名古屋大学の岩田哲准教授と共同開発した、世界初、単一の鍵利用・ブロック暗号の復号回路不要の、確定的認証暗号利用モードです。BTMは、乱数やnonceを利用することなく確定的に動作し、認証と秘匿の高い安全性を同時に達成します。 BTMはブロック暗号を利用しますので、例えば弊社Camelliaと組み合わせて使用できます。
BTMの安全性は、中で用いるブロック暗号の安全性に帰着されることが、数学的に証明されています。また、BTMは単一鍵のため、動作の途中でブロック暗号の鍵を変更する必要がなく、高速な処理が可能です。 さらに、BTMの復号にはブロック暗号の復号回路を必要とせず、BTMの暗号化・復号ともにブロック暗号の暗号化回路を用いて実行するため、プログラムの小型化が可能です。
- 仕様書
BTMの仕様書